ミニFMとは・・・・
 ミニFMとは、免許を必要としない、微弱電波でFMラジオで受信できる小さな
小さな放送局です。つぅ〜事は、自宅で気軽に開局出来る放送局なんです!。
全国にミニFM局は沢山存在しています。それでは、どうやればミニFM局と
遭遇できるのでしょう??。

ミニFMの探し方

 ミニFMは、非常に微弱電波を使用している為に例え近くにミニFM局があっても、
民間放送のFM局のように簡単には受信できません。まず、お金のある人は
大型電気量販店で「八木アンテナ」と言うものを購入するのが、いいでしょう。
もちろん、民間のFM局用に使用できますので買って損はないと思います。
(3エレメントで¥3000・5エレメントで¥5000と、エレメントの数と、
大体値段が比例しています)
アンテナがなかなか、準備出来なければテレビ用のアンテナを使用するのが
いいでしょう。
そして、チューナーに接続します。接続方法はチューナーの取扱い説明書を
読んで下さい。
チューナーがなく、ラジカセと言うアナタは、ラジカセのアンテナを全部伸ばして
グルグルまわしてみます。
FM放送帯域は76MHzから90MHzなのでアンテナをまわすと同時に
チューニングも、少しづつまわしていきます。
ここで、何も受信できなければあなたの住む場所の近所ではミニFMが
存在しないという事になりそうです。素直にあきらめましょう(笑)
もし、普通の放送とはあきらかに違った放送局を見つけたらチャンス到来です!。
少しづつチューニングと、アンテナをまわして、一番綺麗に聞こえる場所を
見つけましょう!。
注)隣接する県域放送が、聞こえる地域もありますので、ミニFMと
  民間放送と聞き分けるようにしましょう。
  (CMが流れないとか、音楽だけとか・・・)
それで、見つけられたらもう、こっちのもんです。お便りを募集していたり
電話リクエストしていたら、早速、アプローチしてみましょう!。
あなたが、初めて体験する、ミニFMとの最高の出会いとなるでしょう!!。
(そんな、タイソウなことかぁ(笑))

ミニFMをやってみよう!

 もし、ミニFM局が近くに無く、途方にくれてしまっては、前向きでは
ありません。それじゃ、自分で「放送局」を作っちゃいましょう!!。
ミニFM局をはじめるにはなんと言っても「トランスミッター(送信機)が
必要となります。いくつか紹介しましょう!。


HFM - 1100 A
株式会社ヒダカのステレオ送信器です。私も使用した事がありますが、安定度はばっちりです。
若干、音質が悪いかなぁ・・・・。PLLなので、周波数がズレません。


PS-474R
キットのトランスミッターです。
ステレオで送信できて結構、簡単です。でも、PLLではないので、時間が経つと周波数がズレてしまいます。
自作初心者向け!。


(株)埼玉パ−ツセンタ−
自作が出来ない(半田ごてを使った事がない&自信がない)方は、チョット高価だけど、いいかも。


ワンダーキット
これも、PLLを採用しています。私も使用してみましたが、ロックが外れやすいです。音質もいまいち。
しかし、ほとんど完成品なので「すぐ開局したい!」人にはいいかも!。
 


FM-Misty(開局セット)
これもPLL仕様です。70MHzから90MHzまで、ちゃんと、ロックしてくれます。
安定度は、抜群!。セパレーションもかなり良いものです。

 ざ〜と、トランスミッター(送信機)をご紹介しましたが、これ以外の
トランスミッターもありますので、探してみて下さい。

開局の準備が出来たら・・・

 トランスミッターが手に入ればいよいよ「開局」です。ここで、注意するのは
あくまで、「免許がいらない放送局(微弱電波)」です。外部にアンテナなどを
つなぐと、(接続すると)違反になる恐れがあります。
マナーを守って、放送するのが、一番大事です!。
トランスミッターに付属しているロッドアンテナなどが、ありますのでそれを
使用します。
 次に、放送する為の「機材」が必要です。それは、マイクであったり、
MDやカセットデッキ・CDプレーヤー、最後に音楽機材とMIXする
ミキサーなどがあります。
自分で揃えれるだけ揃えましょう!。機材が沢山あることで結構、本格的な
放送が出来ますよ。

番組をつくってみよう!

 ある程度、機材が揃ったら一度「番組」を作ってみましょう。
最初から放送出来るような番組は、出来ません。テープやMDに録音してみて
「欠点」を見つけましょう。例えば「エ〜」とか、「あ〜」とか、無意識に
発してる自分の「クセ」を見つけて聞きやすい放送を作るように訓練します。
次に「音のレベル」を注意しましょう。民間のFM局と同じような音の大きさに
するように。心がけて下さい。小さすぎると聞きにくいですし、大きすぎると
これまた、聞きにくい放送になってしまいます(過変調と言います)。
「適音」で、放送する練習をしましょう。
せっかく聞いてくれるリスナーが出来ても、聞きやすい放送でないと、
リスナーをやめちゃいますよ!。
テープやMDで、実際に自分の声を聞くと「変な声」に聞こえると思います。
考えてみて下さい。今まで、自分の声をあらためて聞いた事があまりないことが
原因です。他の人から見れば「変な声」ではありませんのでご安心を!。

いよいよON AIR!

 さぁ、テストが済んだらいよいよ放送です。聞きやすく番組が出来ているかを
再度、チェックしましょう。近くの友人に聞いてもらうのも上手くなる早道かも
しれません。
 やっと、放送出来るようになったのですから、宣伝をしましょう!。
学校の友人でも近所の知り合いでもドンドン宣伝して聞いてもらいましょう。
初めて手紙などが来たら嬉しくてたまりませんよ!。

ネット局でエリアを広げよう!

 先に書いたようにミニFMは非常に微弱な電波なので、自分一人では
沢山の人に聞いてもらえないのが、実際の問題でしょう。
そこで、友人を誘って、ミニFMのネットワークを作ります。
ネットワークは、2つの方法があります。1つは自分の出した電波を
友人にチューナーで受信してもらい、違う周波数で再送信してもらう方法です。
もう1つは、テープで、あらかじめ録音しておいた、番組を友人に渡し、
同時刻に、放送します。これで、番組の聞こえる範囲が大きくなるわけです。

以上が簡単な「ミニFMの作り方(HOW TO)」です。
あくまでも、これらは「基礎」ですので、実際にやってみてフレシキブルに対応
して、ミニFMライフを楽しんで下さい!!。

健闘をお祈り致します!!




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